球速アップ設計図#5

投手向け記事

 

伸び悩みの原因

•情報があふれていて何が正しいかわからない。

•自分にあったことをしないと伸びない?

•新しい情報を手に入れるとそっちを試してしまう

実は、そういった情報の扱い方は伸び悩みの原因になります!

1番大切なのは継続だからです。

私自身伸び悩んだ時期があって現在の最速143キロになりました。

このブログが壁にぶつかっている皆様の助けになればいいなと思っています。

この記事は球速アップ設計図#5です。

球速アップ設計図とは伸び悩む皆さまに球速アップの全体像と今の自分にあった課題を見つけてもらうために私が作ったものです!

全5つの部品で設計図は出来ています。

1.運動知識勉強

2.筋力トレーニング

3.ストレッチ

4.投球フォーム

5.投球ドリル

球速アップ設計図#5では5.投球ドリルについて解説します。


投球ドリル


投球ドリルとは投球フォームを作るための動作ドリルです。


よく投げながらフォームを試してフォームが崩れ、投げれなくなる選手がいます。


私も昔はそういうタイプでした。


そういった方向けに投球ドリル、ボールを投げずして球速アップに直結する練習を紹介します。


このドリルには最大限集中して取り組みましょう。


ドリフトドリル


参考:定元拓真投手


https://www.instagram.com/reel/C3UoglCvtY0/?igsh=ZWFzZTNkMWM4aTQ3


ドリフトドリルにおいて大切なことは2つあります。


1.重心を少しずらすこと。


片足で静止するドリルはバランスを養うにはいいですがドリフトドリルとしては不十分と言えるでしょう。


2.しっかりと右足で立つこと。


重心をずらしますが、その後しっかり地面を右足で蹴らないといけません。


よくあるのがずらしてそのまま前に体が流れる、開いてしまうことです。


そうではなくしっかり右足で地面を押しましょう。


参考:トレバーバウアー投手



こちらの動画はバウアー投手が実際にドリフトの説明をしている動画です。


※英語ですが動きだけでも見てみてください。


バウアー投手のドリフトの感覚は右足に下向きに力を加えながら左足をあげるイメージだそうです。


重心をずらしているけど、それでプールサイドにたってもプールには落ちない絶妙なバランスとのことです。


千賀投手、大勢投手のようにカカトをあげて投げる投手もいます。


それにも合う人合わない人がいます。


ドロップドリル


パワーポジションにドロップしていきましょう。


まずはパワーポジションの習得です。


参考:日体大野球部



こちらの動画にある2人一ペアのテニスボールを使ったドリルとバランスボールドリルがオススメです!


このドリルを行うにあたって注意点は3つあります。


1.沈む時膝で操作しないようにしましょう。


2.ヒップヒンジ、お尻に力が溜まる感覚を得ましょう。


3.左足で操作するのをやめましょう。


似たようなドリルを取り組んでいる方はたくさんいるので必須ドリルです!


https://www.instagram.com/reel/C3H7XdyP3gF/?igsh=MXNob3NxOGgxcDJraA==


https://www.instagram.com/reel/C3ACGDRPixa/?igsh=MTg0Y2x1aWQ2MWhnZA==


 


ローティションドリル


ローティション(骨盤回転)は捻転差と前足のブロックを作るにあたって非常に重要です。


体の開きを抑えて最大限の捻転差をつくることは球速アップにとても重要です。


どうやって体の開きを抑えるか。


まずは体の開きを抑えるための壁を作りましょう。壁はグローブの手だったり左肩だったり様々な方法があります。


最大限の捻転差はどうやって作るか。


まずは体の開きを抑えましょう。そしてその上で並進運動をしながら胸を張りましょう。


胸郭の柔軟性が球速アップに直結するのはこのためです。


では体の開きを抑え最大限捻転差を作った上でどうやって骨盤回転をするか。


骨盤回転には2つ種類があると考えられます。


一つ目は軸足の回転力によって骨盤回転を作る方法。


二つ目は軸足のトリプルエクステンションによって骨盤回転をつくる方法。


今から2つの方法それぞれに合わせた投球ドリルを紹介します。


どちらも試してみましょう!


ちなみに日本では二つ目の方法が主流であり正しいとされています。


 


回転力


ドリル1

https://www.instagram.com/reel/C1n1anHOd1S/?igsh=MWtxbjZuYWJydWk5aw==


 


こちらも英語ですが158キロ投げる投手のローティションドリルです。


まずは7:3の比率で後ろ足と前足に体重を乗せます。


後ろ足の足裏は三箇所に力を感じましょう。


親指、小指、カカトです。体重のかける比率は6:2:2です。


その3箇所に重みを感じながらできるだけ回転していき、カカト→小指の順番で地面から離していきましょう。


ドリル2

 


こちらはプライオボールを使ったバウアーの投球ドリルです。バウアー投手は完全に軸足回転タイプと自分で言っていました。


元々軸足が蹴り出しの時浮くタイプだったので蹴り出す意識をなくして回転だけ意識しているみたいです。


とても効果のあるトレーニングなので後日和訳して紹介したいと思います。



エクステンション


前までは自分も回転タイプだったのですが


ある方の指導を受けてからエクステンションタイプに変更しました。


その利点としては柔軟性を生かしやすいこと。それと元々膝から回転する癖があったのでエクステンションタイプになることで悪い癖がなくなりました。


では具体的に実体験の元どのようなドリルがおすすめか紹介していきたいと思います。


ドリル

結論、エクステンションタイプはまずパワーポジションを大切にしましょう。


エクステンション(伸ばす)たまにはまず曲げる動作をしっかりしないといけません。


瞬時に沈んだ(ドロップ)時に正しいポジションに溜めないといけません。


その曲げ伸ばしの感覚を養うのにおすすめなのが連続ジャンプです。


こちらは動画ありませんが垂直跳びを五連続でしましょう。


その時の注意点として3つあります。


1.着地を同じく場所でする。


2.地面に着地した時パワーポジションの形


3.地面に着く時大きい音を立てる


ブロックドリル


 


投球動作において前足のブロックは軽視される事も少なくありません。


しかしブロックは軸足で地面を蹴ることと同じくらい大切です。


まずはこちらの動画をご覧ください。



こちらのデグロム投手のリリースの瞬間をスローで見ると右足が少し浮いています。


これくらいしっかりと前足に体重が乗った上で受け止めることができると上半身の加速の支点のような役割を行います。


※前足着地時に体が開いてしまっている場合や骨盤回転ぎ不十分な場合は加速量も減ってしまいます。特に前足ブロックと骨盤回転はセットだと考えてください。


 


ではこのように着地からリリースにかけて前足の膝が伸びるような前足の使い方を手に入れるためのドリルを紹介します。


その1、2

こちらの動画も英語で説明されてますが和訳して解説しますのでよかったら動きだけでもご覧ください。



一つ目の動きはチューブを使っていますがなくても全く問題ありません。


前足において重要なのは骨盤を着地にかけて回転していくことが重要です。


ローテイションの動きの説明で横から動画を撮った時ズボンのラインが見えるくらい回転しましょうと話しました。


そこからズボンのラインが真横に来るまでが骨盤を着地にかけて回転していくということです。


その時の感覚を養うためのドリルです。


着地したところから左足の股関節を引き込むような感覚を覚えましょう。


メディシンボールを投げている二つ目のドリルはその感覚をさらに投球に近づけているものです。


一つ目のドリルの感覚が残っている時に行いましょう。


その3

3つ目のドリルがバウアーのプライオボールを使った球速アップドリルのメニューです。


こちらはプルダウン(助走をつけたスローイング)などを前足で受け止めることを意識して行なっています。



また投稿で和訳した内容を説明したいと思います。


要するにブロックドリルで必要な感覚は一つ目のドリルで覚えそれを投球動作に近づけていくことが重要です。


 


まとめ


投球ドリルはアメリカ式動作解析の四つの動きそれぞれに合わせて行います。


自分の課題に合ったものを選んで行いましょう。


そのうえで私が大事にしてほしいことは


分析→ドリル→ネットスロー→キャッチボールの順番でなるべく取り組んでほしいです。

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